特定空き家とはどのような家の…

特定空き家とはどのような家のこと?指定される家の状態とデメリットを解説します!

空き家を所有している方は、特定空き家とはどのような家のことかご存じでしょうか。
適切に空き家を管理できていない場合、その空き家は特定空き家に指定されてしまい、デメリットが発生します。
そこで今回は、特定空き家に指定される家の特徴と、指定されるデメリットについて解説します。
ぜひ参考にしてください。

□特定空き家に指定される家の特徴とは

特定空き家に指定される家には以下の4つの特徴があります。

1つ目は、衛生環境が悪いことです。
放置していると衛生的に問題がある場合は、指定の対象になるケースがあります。
空き家が破損していたり、ゴミが不法投棄されたりしているかどうかで衛生状況を判断されます。

2つ目は、保安上危険性があることです。
倒壊したり、屋根や外壁が破損したりする可能性がある場合には、指定の対象になることがあります。
この状況を判断する際には、家の基礎部分や建物の部分などを見て総合的に判断されます。

3つ目は、近隣住民の生活の妨げになっていることです。
家の管理が適切にされていないことにより、不審者が侵入したり、建物に動物が住みついて鳴き声や糞などの問題が発生したりする場合には、特定空き家に指定されます。

4つ目は、景観やルールに合っていないことです。
家のある地域の景観計画や自治体のルールなどに全く合っていない空き家は、行政から指示を受ける場合があります。

□特定空き家に指定されることのデメリットとは

行政による指定の対象になると、以下のようなデメリットが発生します。

1つ目は、固定資産税が上昇してしまうことです。
特定空き家に指定された場合、宅地に対して適用されていた軽減措置がなくなってしまいます。
その結果、固定資産税が上昇してしまうのです。
その額は最大で6倍ですので、支払う税金の額が大きく変わります。

2つ目は、罰金が課される可能性があることです。
特定空き家に指定された場合は、行政から助言、指導、勧告が行われます。
そして、それでも状況を改善しない場合には命令が行われます。

その命令にも従わない場合は、50万円程度の罰金が課されます。
罰金は大きな金額になるため、もし特定空き家に指定された場合はきちんと行政の指示に従いましょう。

□まとめ

今回は、特定空き家に指定される家の特徴と、指定されるデメリットについて解説しました。
行政からの指示を受けることがないように、空き家はきちんと管理することが大切です。
何かわからないことや気になることがある方は、当社までお気軽にお問い合わせください。

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